先日、今年初めて先輩に挨拶に行ってきた。
いつものように缶コーヒー2本とタバコと今回は忘れずにお花も。
行ってみると、「おぉ?コーヒーとタバコがあるwww」
ずぶ濡れになったコーヒーに献花台に刺さったタバコ。
すぐに誰が来たかわかった。
「良かったねw」
返事はないが、うれしそうな雰囲気が伝わってくる気がした。
新しいコーヒーのフタを開け、タバコに火をつける。
曇り空だけど、忘れずに持ってきた花が映える。
ふとある人に言われた言葉を思い出した。
「誰か行ったてるんか?おまえだけか?」
「はい。多分。あとは親父かな。」
「だからおまえらはアカンねん。仲間や絆やなんや言うて結局そうやんけ。中途半端な事しよって。せやから信じられへんねん。」
正直何も言い返せなかった。
その人が言いたいことはわかるから。
でも、来たくても来れない人が大半で、忘れたり風化させたりしてる人は一人もいない。
だってホントに来れないもの。
こんなに近くにいるボクですら年2回来れたらいい方。
県外の先輩や仲間が来れるわけがない。
だったら神奈川はどうなる?
ボクは行きたくても行けない。
でも忘れたことは1度もない。
忘れられるものか。
大切な人を失う悲しみは、その人だって充分よくわかってる。
だからこそ、目に見えない行動に、腹が立ったのだろう。
そうよ。忘れるわけないやんけ。
「また雪降る前に来るわ」
そう言って歩き始める。
歩きながら、電話をかける。
「本当にありがとうございましたw」
「いやぁ数年ぶりのタバコは旨かったよwww」
笑いながら車を走らせる。
わかるかなぁ。
コレが絆だし仲間なんだけどなぁ。
目に見えないものの方が大切なんだけどなぁ。
ねぇ?先輩。
何も言わないけど。
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