2月6日(月)のBGM ↓
見上げると灰色の空。
雨期のサンノゼだからしょうがないが、あいにくの空模様。
マサさんとテラスで朝の一服。
お馴染みの光景になってきたが、それも今朝で最後。
koo 「どうだった?サンノゼは?」
マサ 「いやぁ正直離れたくない。寂しいよ…もうちょっと呑んで話したりしたかったさ…」
彼は非常に正直な男なので、建前とかではなく本音だろう。
でもこうやって思ってくれる事が、何より嬉しかった。
これから3年間一緒にやっていく仲間として、本当に頼もしい男だと思った。
hiroさんがいなり寿司を握ってくれた。「コレの方が車内で食べやすいやろ?」
2年前も握ってくれたのだが、hiroさんの握るいなり寿司は本当に旨い。
こういうhiroさんの優しさが、ボクらにとって本当に心温まり、何とも心地の良い空気を与えてくれる。
思えば3日間、この優しさに甘えてばかりだった。
センターというかこうやってアメリカに拠点ができて、安心して実働出来たりするも、全ては先輩達、それを受けてくれたhiroさんのおかげだ。
感謝・感謝・感謝に尽きる。
「この思いを日本に帰って、1人でも多くの人に伝えなきゃ…」
それが、アメリカに来させてもらったボクらの責任だと思った。
「また必ず会おう!」
名残惜しくも、hiroさんに別れを告げ、ボクらを乗せた「トヨタ シエナ」は、600km近く離れたLAを目指し走り出した。
運転はhiroさんの強い要望を受け、ボクがさせてもらった。
先に定番のウォルマートに立ち寄り、ひたすらRUTE5に向け走り続ける。
目指すギルロイ・プレミアム・アウトレットはLAに向かう途中のRUTE152にあるので、そんなに時間を掛けず、立ち寄れる予定だった。
だが、しかし。
いくら走っても着かない。
途中、スタンドの売店で定員さんに道を尋ねるも、合っていたので走り続けたのだが、それでも着かない。
さすがにここで運転中のボクは気づいた。
「逆に走ってね?」
予感的中、WESTに向けて走らなきゃならんのに、EASTに向け走っていた模様。
時計を見ると、予定時刻を大幅に過ぎた14:00越え。
このままではLAに着くのが20:00を越えてしまう。それはさすがにヤバイ。
途中でUターンし、かなりの速度で走り出す。
周りには本当に何も無い。ひたすら地平線が見えるだけ。
「こんなトコで停まってもうたら…氏あるのみ…」
全員がそう思っていただろうと思う。
サンノゼから3分の2程走り、ここで運転をスイッチ。
今度はマサさんのドライビング。
さすがに上手い。
途中フリーウエイ上に、木製のパレット ↓ が丸ごと1台落ちていて
慌ててハンドルを切るも、右前輪が践んでしまった。
マサ&koo
「うぉおおおおおおおおおお!!!!!」
イヤね。マジでオワタと思った。
遠くに街の明かりが見え始める。
LAでは当たり前の渋滞を抜け、ハリウッドへ。
看板のライトが半分消え、営業しているのか?していないのか?解らない状態になっていたが、何とかボクらのモーテル、「ハリウッド・センター・モーテル」へたどり着いた。
部屋に荷物を下ろしていると、携帯が鳴った。
hiroさんからだ。
hiro 「無事着いた?」
koo 「着きましたよ」
心配して掛けてきてくれたhiroさんと次回の渡米のコトも含め30分ぐらい話し込んでしまった。
いくら話しても話題は尽きない。
その後、すぐ横のドラッグストアでビールを買い込み、モーテルで1杯。
さすがに疲れが見え始めた中日。
「今夜はゆっくり休もう」
そう思いバスルームへ向かうも、シャワーのお湯が水しか出ず、
「何故アメリカで滝行に打たれにゃならんのだ?」
とマサさんと2人困惑しながらもそれぞれ深い眠りについた。
PR
COMMENT